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「UR賃貸の審査は厳しい」のクチコミは間違い

インターネットを見ていると、随所に「UR賃貸は審査が厳しい」というクチコミ情報を見かけます。おそらく申し込んだけれど審査に落ちた人達の恨み節も入っているのでしょうが、実はこのクチコミは完全な間違いで、UR賃貸は条件さえ満たしていれば簡単に入居できます。

その理由を説明する上で、まずUR賃貸の入居条件を確認しておきます。以下、UR都市機構の公式サイトより引用(一部短縮書き)です。

申込本人の毎月の平均収入額(※1)が基準月収額(家賃の4倍または33万円。ただし家賃の額が20万円を超える住宅に付いては40万円)以上である方、または貯蓄額(※2)が基準貯蓄額(家賃の100倍。※3)以上ある方。
※1;過去1年間の合計収入額の1/12の額。納税証明できるものに限ります。
※2;金融機関の預貯金の合計額。同居家族の貯蓄と合算も可能。
※3;毎月の平均収入額が基準月収額の1/2以上ある方は月額家賃の50倍になります。この場合は、所得証明書及び貯蓄を証明する書類の両方を提出していただきます。

このように、UR賃貸では収入に関する入居条件が、非常に細かく定められています。これまで何度も書いているように、UR賃貸は公営住宅の一種であり、自治体が運用している訳ですから、お役所仕事が徹底されています。よって、条件を少しでも満たさない場合には、容赦なく審査に不合格とされるのです。

役人の行動原理は「何事もルール厳守」ですから、例外は絶対に認めないのです。何か問題があった時に、例外適用させた役人が責任を追及されるからです。つまり月収や貯蓄額が、該当物件の家賃で計算された基準に少しでも満たないと、確実に審査で落ちるのです。

収入が足りない事が審査に落ちる理由

民間の大家だと、条件を決めていても「最近は入居率が落ちてるから」など、何か理由があれば臨機応変に条件を緩め、入居を認めることはよくある話です。しかしUR賃貸は自治体運営であり、仮に入居率が下がって赤字運営になっても問題視されない(どうせ税金で補填されるから)、目先の収益を全く追求しない姿勢なので、例外的な入居を完全に絶っているのです。

この役人特有の厳密さが「UR賃貸は審査が厳しい」というクチコミが蔓延している理由です。

金銭面以外の入居条件は「他の住民とトラブルを起こさない」とか「暴力団関係者ではない」など、当たり前すぎる事なので、誰も問題にはならないはずです。よって、UR賃貸の審査に通らない人はほぼ100%、月収が基準に満たないから落とされているのです。

要するに、収入面で条件を満たしていない人は、どんなに頑張ってもUR賃貸の審査には落ちるという事です。UR賃貸の物件は、部屋によって家賃も様々なので、収入が足りていないのであれば、もうワンランク家賃が安い部屋を探すか、UR賃貸への入居を諦めるしかありません。

収入が足りていない人が落ちるというのは、審査が厳しいというクチコミの表現は間違いで、正しくは「そもそも入居条件を満たしていない」と言うことです。物件とその人の年収が釣り合っておらず、問題外なだけなのです。

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