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厚生年金は払い損になる!?年金制度の破綻が懸念されています。特にサラリーマンが(強制)加入している「厚生年金」については、大幅な払い損になるという試算があります。日経マネー2011年1月号によると、現在50歳以下の人は厚生年金は払い損になると指摘しています。
試算した鈴木氏は、この前提条件でもまだ甘い可能性があると述べています。確かに賃金上昇率2.1%というのは、経済成長が見込みづらい日本の現状からは、高いハードルです。また物価上昇率1%というのも、財政破綻が迫っていることからして、ありえない数値です。実際には、赤字額はさらに大きくなる可能性が高いと思われます。 このように厚生年金は、払い損がほぼ間違いないので、加入しない方が得なのですが、会社員は強制加入させられるのでどうしようもありません。 国民年金は払う方が得!しかし、自営業者や派遣社員・フリーターが属する「国民年金」は別です。厚生年金は真逆で、支払いと受け取りの差し引きは、大幅にプラス収支になります。国民年金の支給年額は現在「加入年数×19800円」という、単純な計算となっています。40年間きっちり払い続けていれば、老後の支給額は年間79.2万円です。一方、支払いは2017年まで段階的に引き上げられる予定ですが、それでも月額16900円=年額20.28万円までとなっています。 何年生きるかによっても変わりますが、男性の平均余命まで生きれば約500万円のプラス、仮に支給年齢が70歳からに引き上げられたとしても、100万円以上のプラス収支になる計算です。 近年は、国民年金の未納者が増えていることが問題視されています。しかし国民年金は、加入が25年未満の人には一円たりとも支給されません。ゆえに、未納者が増えることが即、制度の破綻に繋がったりはしません。 さらに、国民年金に赤字が生じても、厚生年金から補填される仕組みとなっています。これは、国民年金は(金額は少ないが)絶対に払い損にならず、厚生年金が赤字になることの、1つの原因でもあります。 また最近「生活保護を受けた方が得だ」という意見も聞きます。確かに現在、国民年金よりも生活保護の方が支給額が多いという「逆ざや」になっています。しかし生活保護は、保有する資産(例えば自動車や生命保険など)は売却するなどの厳しい条件がありますし、そもそも生活保護の申請が通るかどうかも分かりません。 それに国民年金は傷害保険も付帯しています。生活保護のような不確定な要素に頼ろうとせず、素直に払っておいた方が良いですよ。
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