株式投資ガイドブック from マネーガイドJP

株式投資の税金が免税になる方法

証券会社に口座開設する際に「特定口座」か「一般口座」かを選択する必要があります。そして特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。既に口座開設している人は、多くの人が「特定口座・源泉徴収あり」にしているはずです。こうすれば、どれだけ利益を上げても確定申告の必要がないためです。

「源泉徴収なし」は一見メリットは無さそうですが、実は1つ有利な点も備えています。あまり知られていませんが、株式投資の利益が年間トータルで20万円未満なら、確定申告は不要・・・つまり免税になるのです。

詳しく説明すると、株式投資の税制は、雑所得として給与所得と合わせて税率を計算する「総合課税」と、株式投資の分だけ個別に税率を計算する「申告分離課税」を選べることになっています。

総合課税(特定口座・源泉徴収なし&一般口座)の場合、株式投資の利益は「雑所得」とされ、給与所得と合算して税率を計算し、自分で確定申告をする必要があります。税率はその人の所得によって異なりますので、最高税率(所得1800万以上)の人なら50%、最も安い人でも10%が課せられます。但し雑所得は年間20万円未満だと申告不要、つまり株式投資の利益が20万円未満なら「免税(税金ゼロ)」になる特典があります。

一方で、多くの人が選択する「特定口座・源泉徴収あり」は申告分離課税となり、税金は一律で10%と計算されます。ただし申告分離課税の場合、仮に年間トータルの利益が20万円未満でも、特定口座なら自動的に10%分が差し引かれます。例えば年間利益がギリギリの19万円なら、特定口座なら1万9千円の税金を自動的に取られますが、一般口座なら申告不要となり、1万9千円が「免税」となる訳です。

税率が20%に戻ればさらに有利になる

そして2012年度以降は、株式投資の税金が10%から20%に値上げされる予定です(厳密には現在は軽減税率されていて、本来の20%に戻される)。つまり2012年以降は、最大で約4万円(20万円弱×20%)の益税が発生する可能性があるのです。

※追記;2012年より予定通り、証券税率は20%に戻りました。またNISA(少額投資非課税制度)が新設されたり、アベノミクス相場により株価が好調なので、証券税率を優遇する動機が全く無いです。したがって残念ながら、当分は投資に対する軽減税率は期待できません。

また20万円以上の利益を上げたとしても、所得の少ない人なら税率は10%で済むので、株式投資の税率が20%に戻れば、利益の大小に関わらず得になります。特に自営業者など元々確定申告が必要な人で、上手に節税していて税率が10%の人なら、手間はほとんど変わらないですから『特定口座・源泉徴収なし』にした方が良いかも知れません。

*あくまで2010年現在の話。投資に関わる税制は頻繁に改正されるので、将来的にはどれが最適なのかは変わる可能性があります。。2012年度から年100万円まで非課税になる処置を政府税調が検討しているという話もあります⇒これが後にNISAとなりました。


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