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B勘屋とかぶり屋

税金を減らす為には、売上げを過少に申告するか、経費を過大に申告するかの2通りしかありません。反面調査されやすい売上げ調整よりも、経費調整の方が低リスクなので、節税(脱税)によく使われるのは経費の水増しです。

B勘屋とは、経費の水増しに必要な領収書を販売する、脱税請負業者のことです。倒産した企業などから領収書を買い取り、税金を減らしたい経営者らに販売するのが主な手口です。既に倒産済の企業なら、税務署も税務調査のしようがない訳ですから、足が付きにくいという訳です。つまり、事実上「架空の」領収書の販売を仲介するのがB勘屋であり、言わば「脱税指南役」というわけです。

B勘屋をもっと極端にしたのが「かぶり屋」と呼ばれる業者です。かぶり屋とは、自分で架空の領収書を発行してそれを販売し、自らが倒産や夜逃げをした形を取ることで、領収書の真偽を分からなくするのです。かぶり屋は文字通り、脱税の罪をかぶったまま雲隠れする存在なのです。

B勘屋の領収書は額面金額の5%程度が相場だそうです。かぶり屋だと業者のリスクが高いせいか、もう少し高い手数料を取られると言われています。

B勘屋はグレーゾーンではなく明確な脱税!

節税と脱税の境界線ははっきりしておらず、見解次第でどうにでもなる「グレーゾーン」が存在します。グレーゾーンの経費を如何に正式な経費として認めさせられるかが節税の余地であり、税理士の腕のふるいどころでもあります。

しかし、B勘屋やかぶり屋は、実際に取引のない領収書をでっち上げる訳ですから、まぎれもない脱税行為です。グレーゾーンではなく、完全に「真っ黒」です。まっとうな税理士なら、B勘屋やかぶり屋に手を出すことは絶対に勧めたりしませんし、税務署側も彼らの所在把握に躍起になっています。

しかもB勘屋やかぶり屋には、裏の世界の人間が深く関わっています。B勘屋やかぶり屋を利用すれば、彼らに半永久的に弱みを握られることになり、その後どんなゆすり・たかりを受けるのか・・・容易に想像が付くでしょう。そんなリスクを背負う位なら、少々高くともまっとうに納税する方が良いのでは?

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