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フリーランスが確実にお金を借りる方法フリーランスとは会社組織に属さずビジネスを行う人のことで、個人事業主とも言います。カメラマンやライター、WEBデザイナーなどは、フリーランスの比率が特に高い職業です。フリーの仕事は、自分で仕事を選べるというメリットがある反面、収入が安定しにくい事や、社会的信用が弱いというデメリットがあります。特に信用力が弱いという面は致命的で、仕事上の設備投資にお金が必要でも、事業ローンの審査にはまず通りません。 ゆえに、高い金利を我慢して銀行のカードローンやキャッシング(消費者金融)をするしか無いのですが、そもそもキャッシングはおろか、審査が甘いとされているクレジットカードですら、フリーランスの人は中々審査が通りません。 フリーランスがローンの審査に通りにくい理由は、収入が安定しないというだけでなく、クレジット履歴が無い人が大半である事も原因です。実はキャッシングやクレジットカードの審査は、全く借り入れ実績の無い人より、お金を借りて返済した実績がある人の方が、遙かに有利なのです。日本では、住宅ローンやマイカーローンは無論、消費者金融のキャッシングからクレジットカードの買い物に至るまで、お金を借りたという履歴は信用情報機関と呼ばれる所で一元管理されています。そしてローンの審査を行う際、お金を貸す会社は必ずこの信用情報機関に、借り手の過去の借り入れ・返済実績を照会します。 従って、過去に返済を延滞した事のある人の評価が悪くなるのはいうまでもありませんが、一度もお金を借りたことのない人というのも、それに次ぐ位評価が低いのです。過去にキャッシングで何百万円もお金を借りたことがあっても、それを延滞せず期限内に返済し続けた人は、逆に評価は高くなり、新たにキャッシングやカードローンを作る際に審査に通りやすくなるのです。 どんなローンの形態でも、クレジット履歴が最も重視されるのは全く同じです。たとえ公務員のように安定収入が保証された職業でも、延滞履歴があれば審査に落ちやすいですし、フリーランスでもきっちり返済を続けた実績があれば、新たなキャッシングの申し込みは通りやすいです。 この法則を利用すれば、フリーランスでも多額のお金を借りることも不可能ではありません。サラリーマンから独立してフリーになった人なら、会社員時代のクレジットカードが1枚や2枚はあるはずです。これで分割払いで買い物をして、しっかり期限内に返済する実績を作っておくのです。 これでまず、事業ローンはともかく、消費者金融のカードくらいは作れるようになります。そして、「初回1ヶ月金利ゼロ」とか「1週間金利ゼロ」などの消費者金融を活用して、更にクレジット履歴を積み重ねていくのです。必要なくともお金を借りて、期限内に返済していく事を繰り返せば、クレジット履歴はどんどんプラスに加点されていきます。こうしてクレジット履歴のレベルアップを重ねていけば、事業用のローンを銀行から借りることも、不可能ではなくなります。 法人(株式会社)を作ればローンが借りやすい上記の技は、非常に手間と時間のかかる方法です。しかも、確実に大きなお金を借りれるとも限りません。事業用に大金を借りたい場合で、もっと手っとり早く借りる方法もあります。それは、事業を会社組織にする=法人化することです。 会社法が変更され、現在では資本金1円で株式会社を作れます。そして、株式会社という肩書きが付くだけで、仕事の実体も収入もフリーランスの時と同じでも、ローンの審査が明らかに甘くなるのです。日本の金融機関は、相手が法人格を持っているか否かが非常に重視され、フリーランスが銀行から事業ローンを借りるのは不可能に近い芸当ですが、法人なら可能性が出て来ます。更に信用保証協会の保証を付ければ、フリーランスに毛が生えた程度の株式会社であっても、銀行は喜んで融資してくれます。 日本は単純な国で、得に役所や銀行は、法人の体裁さえ整っていれば担当者が責任逃れできるので、融資審査が甘いのです。よって、お金を借りてビジネスを拡大したいフリーランスの人は、法人を作るのが最も有効な方法です。 カメラマンなら「株式会社スタジオ○○」とか、WEBデザイナーなら「○○デザイン事務所(株)」とか、会社組織にしてしまう訳です。但し法人化すると、税務調査に入られやすくなったり、社会保険に加入したり、交際費を全額経費参入できなくなったり等、面倒な問題も生じることには注意が必要です。
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