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闇金ウシジマくんは実話?映画化されたことで一躍有名になった「闇金ウシジマくん」という漫画。タイトル通り、闇金(法律無視の非合法な貸金業者)にまつわる話を描いた漫画です。 闇金を題材にした漫画と言えば、青木雄二氏の「ナニワ金融道」が元祖ですが、ウシジマくんの方がより描写がおぞましく、現実離れした感じが読者に受けているようです。ナニワ金融道の主人公(灰原)が基本的に善人だったのに対し、ウシジマくんは「債務者がどうなろうが自己責任だ」として強引な取り立てを行う悪人である事が、よりリアリティを出しているのでしょう。 この闇金ウシジマくん、ストーリーは実話ではなくフィクションなのですが、作者の真鍋昌平氏は「裏社会に精通する人物に取材協力を得ている」とされています。ちなみにナニワ金融道の青木雄二氏も、入念な取材を元に作品を作っていたと言われてます。専門的でリアリティのある闇金のストーリーを描くには、闇金関係者(?)に直接取材を行うのは不可欠なのでしょう。ゆえに、ウシジマくんに登場する闇金で人生を崩壊させていく人物は、フィクションだが限りなく実話ベースだと言えるでしょう。 ウシジマくんの運営するカウカウファイナンスは、金利がトゴ(10日で5割)という設定ですから、闇金の中でも最もタチの悪い存在です。ヤミ金と一口に言っても、トイチ(10日で1割の利息)の「ソフト闇金」から、トサン、トゴと金利の段階があり、多重債務で他から借りれない人は、段々と利息が高い業者へ流れていく訳です。従って、トゴで貸し付けているウシジマくんから金を借りている登場人物は、他からお金を借りれなくなった社会のド底辺の人間です。 闇金や多重債務は実話として存在する漫画版のウシジマくんは依存症で人格まで崩壊した人物も多々おり、おぞましい描写と相まって、正直言って気持ち悪い漫画です(テレビや映画では表現が大幅にソフトになっています)。実社会でヤミ金で身を滅ぼした多重債務者は、ほとんど更正不可能で闇社会へと葬られるので、一般の人がこのような人に出会うことは無いので、実話なのかどうかは分かりにくいでしょう。 しかし現実として、日本では100万人以上の多重債務者がおり、年間8万人以上の失踪者(行方不明の人)が居ます。我々が遭遇しないだけで、多重債務や闇金で身を滅ぼす人は、実話として沢山居るのです。 借金返済で困っていても、絶対に闇金に手を出してはいけません。多重債務から更正する為のローンを利用して返済するか、どうしても無理なら自己破産して下さい。トサンやトゴで貸し出すヘビーな闇金ほど、恫喝で自己破産を阻んできますが、実際に破産手続きに入れば弁護士の監視も入るので、彼らも取り立てを諦めざるを得なくなります。闇金は非合法金融なので、警察沙汰になるのを最も嫌がるのです。
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