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検索エンジン三国志

2005年07月01日 作成

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前回「MSNサーチの台頭と検索エンジン三つ巴時代」の続きです。

MSNサーチの台頭は、今後確実なものとなるでしょう。時期Windowsのデスクトップサーチに、MSNサーチが採用されると言われているからです。パソコン画面から(ブラウザを立ち上げる必要なく)気軽に検索できるデスクトップサーチは、相当なユーザ数を獲得することが用意に想像できます。

そうすると、日本のWEB検索の世界では、Google・Yahoo!・MSNの三つ巴の状態が出来上がります。筆者は以前から、3つ巴こそが最適であり、この状況が訪れる事を心待ちにしておりました。名付けて「検索エンジン三国志」なり!

「一人勝ち」状態がユーザに不利益を与える事は言うまでもありませんが(WindowsOSがそうですね)、実は対抗勢力がひとつだけの、いわゆる「2強」状態でも、ユーザの不利益は大して変わらないのです。アメリカの共和党と民主党が政策にほとんど差がないことが、最たる例です。ライバルが一人なら、ユーザの支持を失いたくないですから、思い切った政策をしなくなり、何でも無難に済まそうとします。無理して頑張ろうとしないのです。そしてユーザにとっても、AかBか二つの選択肢しかないので、極めて不利益です。

ところがこれが「3つ巴」状態になると、様相が変わってきます。ライバルが2人もいると、サボっていると確実に自分が喰われてしまいますから、各勢力とも努力します。ユーザにも、オールオアナッシングの選択ではなく、第三の選択肢ができる為に、選択の幅が増えます。

かの有名な「三国志」が、この三つ巴状態の代表的な例です。諸葛孔明という指導者が、荒廃した中国全土を立て直す為に考えたのが、自分達が天下統一を目指すのではなく、あえて3つの国がにらみ合う分割統治の道(天下三分の計)です。三つ巴状態なら、たとえ1対1の戦争に勝っても、直後にもう一つの国に攻め込まれて漁夫の利を得られる危険性があるので、うかつに戦争を仕掛けられません。各国は、戦争よりも自らの国力を高める事に注力します。すると民衆にとっても、無益な戦争が減って、平和で豊かに暮らしていける事になります。ああすばらしき「天下三分の計」よ、げに恐ろしき諸葛孔明の先見性よ!

3つ巴の有益さは、ネットの世界でも同じです。GoogleとYahoo!の一騎打ちではなく、MSNを含めた「三国志」状態こそが、検索エンジンの切磋琢磨を生み、検索精度の向上・スパムサイトの撲滅へと繋がっていくことでしょう。そしてサイトオーナーにとっては「村八分を喰らって売上が激減する」というリスクを大幅に軽減できます。

OSの世界では、極端な寡占状態で批判の集中砲火を浴びているマイクロソフト。今こそ検索エンジンの世界で三国志状態を作り出し、これまでの悪行の数々?の埋め合わせをしてもらいたいものです。


検索エンジン三国志 投稿者 guider : 2005年07月01日 05:33

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