インフレターゲットとは
2007年11月13日 作成
インフレターゲットとは、物価上昇の目標値を決めて、中央銀行(日本なら日銀)が金融引き締めや金融緩和等の判断を臨機応変に行って、その目標値に近づくように積極的に調整を行う金融政策のこと。インフレターゲット論は、アメリカの経済学者であるポール・クルーグマンが提唱しました。
資本主義経済では、物価が適度なペース(年2パーセント程度)で上がっていくことが理想ですが(※)、バブル崩壊後の日本ではそれとは真逆の「デフレ(物価が下がる)」が続いていました。700兆円を超える借金を抱える日本では、物価上昇が起きないと、やがて借金返済が不能になり経済は破綻するのは確実です。
小泉政権下の竹中平蔵・金融財政担当大臣が、デフレ脱却および国のプライマリーバランス正常化の特効薬として、インフレターゲット制の導入を示唆していました。インフレターゲット制には、ハイパーインフレ(物価が上がりすぎて経済破綻する)に陥る危険性が指摘されますが、途上国ならいざ知らず、経済規模の大きい現在の日本ではハイパーインフレが起こる可能性はほとんどありません。しかし、金融政策の責任を強く負わされる日銀は、インフレターゲットの導入に反発しています。
※そもそも資本主義経済は、永久に拡大していくことを前提とした経済であり、物価が上昇していかないと根本的に成り立たない制度でもあります。
インフレターゲットについて 作成者:guider : 2007年11月13日 03:23
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