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サポートセンターの電話に繋がりやすい方法

電化製品やITサービスなど、大企業の商品やサービスに問題がある場合には、サポートセンター(サポセン)に電話をしますよね。この電話が中々繋がらない事は、皆さん体験済みかと思います。商品でトラブルがある時に電話が通じないで延々と待たされたら、誰だって腹が立ちますよね?

ではサポートセンターの電話に 繋がりやすくなる方法はあるのでしょうか?ここでは、筆者が実際にネット回線のトラブル時に、プロバイダー(ニフティ)に対して様々な時間帯や条件で電話を掛けた経験と、某巨大企業A社とS社(※1)でサポセンの仕事経験のある友人の話を総合して、検証してみます。

一般的にはサポートセンターに繋がりやすい時間帯として「朝イチに電話を掛けるべき!」というクチコミ情報が多いです。しかしこれは、筆者の体験からも、また前述のサポセンで働いていた友人の話からも、最適とは言えません。朝イチには、パチンコ屋の開店前の行列の如く、電話を掛ける事を待ち構えているユーザーが多いので、実は結構混み合う事が多いのです。

朝イチ客の対応が終わる時間に少しだけずらす、例えばサポセン窓口が朝9時からの場合は9:30〜10:00頃に電話をする方が、1回で繋がる確率が高いです。この時間から、一般的な会社の昼休みに当たる12時までの間、つまり朝イチから少し経ってから午前中一杯までが、サポートセンターに繋がりやすい時間帯といえます。

もう一つ有効な時間帯を上げるなら、昼の13:30〜16時頃までです。逆に会社員が昼休みに当たる12時台や、仕事や学校が終わる夕方17時以降は、最も混み合います。この時間帯は、音声ガイダンスで「時間を変えてかけ直して下さい」と順番待ちにすらならず、接続が完全拒否される事も珍しくありません。

次に曜日ですが、サポートセンターの中には土日祝日でも稼働している企業もあります。通信会社は特にそうで、筆者が使っているニフティも土日も平日同様、サポセンが開いています。但し、土日祝日は日頃働いていて問題があっても電話できない人達が、一斉に問い合わせてくるので、相当繋がりにくいです。サポセン経験者の友人も「土日はとにかく忙しい」と言っていました。

土日は平日と違い、とにかく終日に渡って電話が繋がりにくいです。ですから会社員の人も、何とか平日に時間を作って電話する方が有効だと言えます。

フリーダイヤルは繋がりにくい?料金が無駄なだけ!

また、筆者が疑問を感じる世間のクチコミ情報が「フリーダイヤル(0120)は繋がりにくい」というものです。企業によっては、サポートセンターの電話番号を、一般の番号(=客に電話料金が掛かる)とフリーダイヤル(通話料が無料)の二種類設けています。

確かに企業側に立って考えると、電話料金を負担する事になるフリーダイヤルの客よりも、一般の番号で掛けてくる客の方を優先する方が経済合理性に合います。そして実際にフリーダイヤルと一般番号で、サポート窓口を分けている企業もあるようです。筆者の友人が働いていたS社のサポートセンターも、番号毎に窓口が別だったそうです。

しかし筆者がトラブルで、数日に渡り何度もニフティのサポセンに電話する羽目に陥った時、フリーダイヤルだと中々繋がらないので試しに有料の番号から掛けた事が何度かありますが、待ち時間が優遇されていると感じる事は一切ありませんでした。むしろ一番待たされたケースが有料の番号で掛けた時だったので、おそらくどの番号でも同じサポセン窓口で扱っていたのだと推測できます。このような企業の場合、有料の番号に掛けるメリットは何もありません。

0120で始まるフリーダイヤルは、携帯電話からは掛けられないようになっている場合も多いです(ニフティもそうでした)。しかし中々繋がらないと、つい携帯で有料番号に掛けるのと、両方でサポセンにダイヤルし続けたくなりますが、あまり賢い方法ではありません。有料番号に携帯から掛けていると、繋がりやすい訳でもないのに、電話料金は(携帯からなので)高額になる危険性があるので、素直に通常の電話から掛けるべきです。

サポセンの電話に繋がりやすい方法まとめ
・平日の午前中と昼の13:30〜16時頃が繋がりやすい
・逆に夕方以降や土日は絶望的
・フリーダイヤルの方が繋がりにくい、のクチコミは間違い

ちなみに、ネット掲示板などで「サポートセンターに繋がりやすい裏の番号がある」などというクチコミを見かけたりもしますが、まず間違いなく嘘です。スパムや宣伝等なので騙されないよう注意しましょう。もしそんな番号があればとっくに拡散しているはずですし、一般客からクレームが来るので制度が続くはずがありませんから。

※1.ちなみにS社というのは、ソニーでもソフトバンクでもありません。

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